入れ歯について
__Q1.使っている入れ歯が痛くてよく噛めないのですがどうすればよくなりますか。
__
Q2.入れ歯が痛くて、何回も当たるところを削ってもらってもまだ痛いのはどうしてですか。
__Q3.入れ歯を装着して噛んだだけでは痛くないのですが、食事をすると痛いのですが。
__Q4.入れ歯の型は採り方によってそんなに違うのですか?
__Q5.できるだけ痛くない入れ歯を作りたいのですが良い方法はあるのでしょうか?

差し歯について
__Q6.前歯がありません。たくさんの前歯の差し歯がとれてしまいました。治療が進まないと
____前歯がない状態なのですか?

歯の神経について
__Q7.歯の神経を取ったのに痛いのですが。
__Q8.歯の神経を取るのになぜ何回もかかるのですか。
__Q9.歯の神経を取る治療をした歯がふだんは痛くないのに硬いものを噛むと痛いのですが。

インプラントについて
__Q10.歯を抜かなければならない時、その後の治療はどうなるのでしょうか?

_使っている入れ歯が痛くてよく噛めないのですがどうすればよくなりますか。

_痛くなく良く噛める入れ歯は

_☆入れ歯の床(ピンクで顎に直接当たる部分)の大きさが過不足なくよく顎にあっている
_☆噛んだときに入れ歯が傾いたり、ズレないで安定している

_ことが必要です。
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_入れ歯が痛くて、何回も当たるところを削ってもらってもまだ痛いのはどうしてですか。

_入れ歯が部分的に強く当たって痛む原因として、

_☆入れ歯の床(ピンクで顎に直接当たる部分)が不足していて、入れ歯の縁が顎の骨の上に食い込んでしまう。
_☆頬などの動く部分に入れ歯がのっている。
_☆噛んで入れ歯が沈んだときに、骨が尖って粘膜が薄い部分に強く当たる。
_☆噛んだときに入れ歯が傾く、ズレる。

_場合が多いようです。

合わない入れ歯で硬いものを噛む



合わない入れ歯で蕎麦のような柔らかいものを噛んでも大丈夫だが、ビフテキのように硬いものを噛むと入れ歯(船)が傾いて歯茎の下の骨(海底)に当たって痛む。

物を噛むと入れ歯がずれる



また、合わない入れ歯だと物を食べて噛んだ時に入れ歯がずれ、これまた入れ歯(船)が歯茎の下の骨(海底)に当たって痛む。

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_入れ歯を装着して噛んだだけでは痛くないのですが、食事をすると痛いのですが。

_入れ歯を装着して、指で安定する方向に噛む部分を押して痛むか試してみましょう。そのときに痛みがなければ、噛んで入れ歯が傾いているか、顎の粘膜の薄い部分がある場合がほとんどです。新しい入れ歯で調整がまだ済んでいないうちは、よく起こります。
_歯が抜けたままだったり、痛い歯があって、左右の噛み合わせが不均一だと入れ歯は傾きます。  
_ 正しく噛み合わない状態が長く続くと、顎の位置がずれて顎が斜め方向に動くようになり、入れ歯は安定しにくくなります。

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_入れ歯の型は採り方によってそんなに違うのですか?
_入れ歯の型は硬い歯の型と違って、骨の上を覆っている粘膜の、痛くなく入れ歯で噛めている状態を型採り出来ていなければなりません。
_お口の中の頬や舌の移行部分を触りながら、僅かに口を開いたり舌を動かすだけで、型採りに影響が出ることがわかると思います。

_正しく顎の型を採るのに、ほとんどの場合、既製のトレー(型を採る材料を口の中にとどめておく器具)はあまり合いません。顎にあわせてトレーを作ったほうが良い場合が多いです。


_それぞれの顎にあわせて作ったトレーの、縁から数ミリの部分はお口の中でより精密に樹脂でトレーを補正します。
_正しく補正されたトレーを使って、精密な型を採ります。


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_できるだけ痛くない入れ歯を作りたいのですが良い方法はあるのでしょうか?

_実際に使っている入れ歯をよく噛めるように調整して、その入れ歯を使って型を採ったり、噛みあわせを決める方法で作ると結果が良いようです。

_最初に入れ歯の床(ピンクで顎に直接当たる部分)に過不足があれば樹脂を足したり削ったりして大まかに入れ歯の外形を整えます。硬い樹脂だけだと強く当たって傷ができやすいので、顎に当たる部分には柔らかい樹脂を足します。 _
_ 物を噛む歯の部分は、正しい顎の位置で噛めて、その時に入れ歯が傾かないように過不足を調整します。

_実際の入れ歯の裏に型採りの材料を入れて型を取れる場合もあります。
その時は元の入れ歯が、形が正しくて良く噛めなくてはなりません。


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_前歯がありません。たくさんの前歯の差し歯がとれてしまいました。治療が進まないと前歯がない状態なのですか?

_状態がよければ、初診日に1〜2時間で仮り歯ができあがります。次回から仮り歯をつけて治療を進められる場合が殆どです。

前歯がない症例

治療前
約1時間後

たくさんの前歯の差し歯がとれた症例

取れた差し歯
約2時間後に出来た仮り歯


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_歯の神経を取ったのに痛いのですが。

_“歯の神経を取る”、“歯の神経を抜く”と言うと塊になって神経が取れるように思われますが、実際には歯の中の神経が歯に入り込む部分の歯をすっかり削り取ると言う方が正しいかと思われます。

_短時間ですっかり神経を取りきるのは困難な場合が多く、神経が残っている間は、残っている神経には炎症(残髄炎)が起きやすくかなり痛くなることがあります。

_歯の神経を取った場合、神経が取りきれて経過がよければ、健康な歯と同じ位の力で噛めるようになります。しかし神経が残っていると、将来炎症が起こって再治療が必要になったり、なかなか治らなかったりします。

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_歯の神経を取るのになぜ何回もかかるのですか。
_歯の神経を取るのに必ずしも回数が何回もかかるわけではありません。神経の形が単純で根の先まで器具が届けば2,3回で終わることもよくあります。

_歯の神経は歯の真ん中の管(根管)に入っています。管は細くて曲がっていて、途中で広がったり細くなったりして根の先端の穴から骨に続いています。


_治療の時に歯に器具を入れると、根が曲がったり、細くなっているところで器具が止まってしまいます。

_器具が触れない部分の神経は残ってしまうので、根の先まで器具が届くように神経の管(根管)の形を整えながら削らなくてはなりません。 また、新しく器具の届いた部分の神経に感覚が残っていれば、神経を麻痺させる薬を効かせて、痛みをとらなくてはなりません。


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_歯の神経を取る治療をした歯がふだんは痛くないのに硬いものを噛むと痛いのですが。

_歯の神経は必ずしもすべて取れるとは限りません。わずかに歯の神経が残ると、残った神経や歯の根の周りに炎症を起こすことがあります。一旦炎症が起こると、自然に治癒しないでひどく痛むことがよくあります。

_根本的な治療は、歯の根の中の消毒や清掃が必要です。

_実際には残った神経が取れたときや、細菌などに対して抗生剤がうまくあったときに症状が軽快する場合が多いようです。

_

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_歯を抜かなければならない時、その後の治療はどうなるのでしょうか?

_今までは歯を抜いた跡が治癒してから、

_☆型を採って取り外し可能な入れ歯を入れる
_☆となりの歯を削って固定式のブリッジを装着する
_☆インプラントの手術をしてインプラントで歯を補う

_ というのが一般的な治療法でした。

_ どの治療法も確立されていて現実的ではありますが、一旦歯を抜いた状態にして治癒を待つことで次のような問題が生じます。

_☆歯を抜いた跡が落ち着くまで時間がかかる
_☆歯を支えていた骨の仕事がなくなるので、骨が非常に少なくなる
_☆歯を抜く時の他に、ダメージ(歯を削る、インプラントの手術)を受ける場合がある

_これらの問題に対して、歯を抜いた時にインプラントを埋めてしまうケース(抜歯即時埋入インプラント)が増えています。
_乱暴に聞こえるかもしれませんが、歯を抜いた跡は多くの場合、病変の完全除去が可能なのでインプラントを埋めるのに問題はありません。
_歯を抜いてできた骨の空間は、抜いたことで積極的に骨を造る状態になっています。

_更に、骨を造り易くするように表面加工されたインプラントが歯を抜いた跡に入って、空間を減らしているので、抜歯後2〜3ヶ月でインプラントが機能します。

_実際の治療は、骨を壊さないように丁寧に抜歯を行なって、最後にインプラントを短時間で埋めて一回目の治療は終わります。2〜3ヵ月後に歯肉を整える手術(不要なケースもあり)を行なえば、インプラントの型を採って上部構造(歯)が入ります。_

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